~データサイエンスの力で社会課題解決を目指す~ 地域におけるデータ活用のハブ「長大データバンク」設立のお知らせ | 長崎大学 情報データ科学部

~データサイエンスの力で社会課題解決を目指す~ 地域におけるデータ活用のハブ「長大データバンク」設立のお知らせ


長崎大学では、データを活用した社会課題解決と人材育成を産学官連携で推進するため、総合生産科学域に「長大データバンク」というセンターを設立しました。(センター長:情報データ科学部 准教授 神山 剛)

近年、さまざまな業界・業種において、データに基づいた意思決定や製品・サービスのAI化が求められています。このような「データサイエンス※」の活用を成功させるためには、いかにして「価値のあるデータを利用するか」、「データを扱える人材を確保するか」、この両条件を成立させることが必要不可欠です。しかし、それには非常に大きなコストを要するため、地域におけるデータサイエンスの普及を困難にしています。

本センターでは、NTTドコモの人流データ「モバイル空間統計」や長崎バスの主要ルートのドライブレコーダーデータなど、高い価値のある最新データを保有し、長崎大学の教員をはじめとする専門人材の分析力を掛け合わせ、自治体や企業と連携して、地域が抱える社会課題の解決に取り組みます。さらに、データを活用できる人材育成を推進するため、社会人を対象にしたデータ分析の知識やスキルを実践的に学べる講習会や実践の場の提供することもミッションとしています。

【長大データバンクについて】

データサイエンスを広く普及させようとするこの取り組みは、令和6年度に情報データ科学部の神山 剛 准教授と一藤 裕 准教授による教育・研究活動としてスタートし、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングや長崎自動車株式会社などのデータ提供事業者、株式会社リクルートの研究開発部門であるアドバンスドテノクロジーラボやAKKODiSコンサルティング株式会社などの協業先と連携しながら進めてきました。2024年10月18日のNUTIC開所式においてこの活動について紹介したところ、自治体や企業からの参画希望が増加したため、より円滑な連携と適切な運営を図るため、正式な学内組織として2024年12月18日に本センターの設立に至りました。

なお、2025年3月24日(月)にNUTIC(長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス)にて本センターのオープニングセレモニーの開催を予定しています。詳細は改めてプレスリリースにてご案内します。本センターについてこのセレモニー以前に取材を希望される場合は、末尾の問い合わせ先までご連絡をお願いします。

■お問い合わせ先
 長崎大学情報データ科学部 准教授 神山 剛
 Email: db_inquiryml.nagasaki-u.ac.jp
 TEL:095- 800-4195