MIRU2024にて武田啓太 助教を筆頭著者とする研究発表がMIRUインタラクティブ発表賞を受賞しました

　2024年8月6日から9日に熊本城ホールで開催された第27回画像の認識・理解シンポジウム（MIRU2024）において、情報データ科学部の武田啓太 助教を筆頭著者とする研究発表「VLMは医用画像の識別的特徴を捉えているか？」がMIRUインタラクティブ発表賞を受賞しました。この賞は、現地参加者1,209名の投票により、全517件のインタラクティブ発表から22件が選定されるものです。
　本学部の武田 助教と酒井 准教授、大学院生の松村さんは、医歯薬学研究科の角 教授、金沢医科大学の見立 講師らとともに、大量の医用データで学習した最新のAIモデルの内部を詳細に分析しました。生成AIが注目されている昨今、AIの内部で情報がどのように定量化されているかを考察する研究は珍しく、先端のAIを開発する日本企業の研究者を含め多くの聴衆の関心を集めました。
　CT、MRI、超音波エコー、顕微鏡標本など、多様な医用画像に含まれる病変の特徴をAIがどのように捉えているか詳しく検証したこの研究は、将来的に医療現場への応用を進めるための重要な基盤となるものです。受賞した発表内容は医歯学分野との共同研究による成果であり、情報データ科学の学際的な貢献が高く評価されたのは本当に喜ばしいことです。

■武田 啓太 助教

■研究発表の様子

■詳細はこちら
・MIRU2024：https://miru-committee.github.io/miru2024/
・受賞 | MIRU 2024：https://miru-committee.github.io/miru2024/author/award/