組み込みシステム | 長崎大学 情報データ科学部

学生による講義紹介

科目名
組み込みシステム
講義分類
両コース選択
履修学年
2年生 第4クオーター
担当教員
講義の目的

機械が正常に動作するためにどのようなプログラムが必要なのかを学ぶ。

講義の内容

この講義では、機械を動かすためにコンピュータが指示している内容を細かく学んでいきます。私たちはボタンを押すだけでテレビをつけることができます。しかし、一つの動作を行うだけでもコンピュータ内では複雑な手続きが行われています。私たちが簡単に機械を使えるのは、コンピュータ内でどういう場合にどうするかを取り決めているからです。ボタンを押したらどの動作を実行するか、予測しない事態が起こったときは何を優先させるのか、動作が一定時間経過したらどうするのか、機械はどんな事態にも対応できるように一つ一つ細かく手続きを決められています。この授業では、それらの指示を実際に見て、詳しく理解することができます。私は機械を単純な動作でしか理解していなかったので、いざプログラムを書くとなると直観的に考えられなくて苦労しました(-_-;)。この授業では機械に指示を出すときに有用なプログラミング言語 (C言語) を実践的に学びますが、1・2年生のときC言語 (図1) の授業をとっていなくても、この講義内で説明してもらえるので安心してください。


図1:C言語の例

図2:機械内のシステム例
講義を受けてみての感想

実際に機械が動くと思うと勉強しがいがあるなと思いました。直観的にわからない部分が多かったので、C言語を一文ずつ日本語に訳して理解するのを頑張りました。

教科書・教材・参考書

参考書:D.M.ハリス , S.L.ハリス「ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ(第2版)」(翔泳社)