眞邉 泰斗 | 長崎大学 情報データ科学部

教員詳細

眞邉 泰斗 Taito MANABE

- メール
tmanabenagasaki-u.ac.jp
- 役職・取得学位 総合生産科学域 助教
情報データ科学部 助教
博士(工学)
- 専門分野 リコンフィギャラブルコンピューティング、FPGA、リアルタイム画像処理、機械学習
- 外部リンク researchmap

就職実績 ― 民間機関、他大学等(略歴)

H28.3 長崎大学工学部工学科 卒業
H30.3 長崎大学工学研究科 博士前期課程 修了
R3.3 長崎大学工学研究科 博士後期課程 修了
R3.3 博士(工学)
R3.4 長崎大学情報データ科学部 助教

研究活動

FPGA を用いたリアルタイム超解像

超解像 (Super-Resolution) とは,低解像度の粗い画像から,高解像度の精細な画像を推測する技術です.

本研究では,Field-Programmable Gate Array (FPGA) と呼ばれる,ユーザが自由に論理回路を書き込んで利用できるデバイスを用いて,高速・低遅延な動画超解像を行えるシステムを設計,実装しています.

情報の補間には畳み込みニューラルネットワーク (CNN) を用いていますが,一般的な CNN 処理と異なり,ネットワーク全体を FPGA 上に空間展開し,並列性を最大限に引き出すことで性能を高めています.

手術画像セグメンテーション

腹腔鏡を使い,腹部に空けた小さな穴越しに行う腹腔鏡手術では,執刀医のほかに,腹腔鏡を操作するスコピストと呼ばれる技師が必要です.このスコピストの役割をロボットで代替できれば,離島医療等,医師不足が深刻な場面で有用であると考えられます.

本研究は,腹腔鏡操作の自動化に寄与するため,胆嚢摘出術を対象にCNN を用いた臓器のセマンティックセグメンテーションの実現を目指すものです.

タスクの専門性からデータセットの拡充が難しいことを踏まえ,過学習を抑えるための正則化機構やネットワーク構造の工夫を取り入れています.

教育活動

担当授業

情報データ科学部:プログラミング演習Ⅰ、組み込みシステム