この講義は形式言語の定義と言語処理のための理論である形式文法とオートマトンについて学びます。自然言語はコンピュータへの指示書であるプログラミング言語とは違っていて、数学的な厳密性を持つ形式言語です。形式言語の定義を理解すると、次は有限オートマトンについて学んでいきます。その有限オートマトンの動作を確認したり、状態遷移図(図1)で表現したりしていきます。そして、後半ではチューリング機械(図2)のような難しい内容について学んでいきます。最初は難しく感じますが、先生が講義中で例題の解説をしますので、それをしっかりと聞くと効率よく学ぶことができます。