教員詳細
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伊藤 宗平 Sohei ITO
- メールs-itonagasaki-u.ac.jp- 役職・取得学位 総合生産科学域 准教授
情報データ科学部 准教授
大学院工学研究科 准教授
博士(工学)- 専門分野 ソフトウェア工学、形式手法、システム生物学、プロセスマイニング
就職実績 ― 民間機関、他大学等(略歴)
H15.3 | 東京工業大学工学部情報工学科 卒業 |
H17.3 | 東京工業大学大学院情報理工学研究科 計算工学専攻修士課程 修了(修士) |
H20.3 | 同 博士課程 修了(博士) |
H20.4 | 東京工業大学大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 特任助教 |
H24.4 | 東京大学大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 特任研究員 |
H25.4 | 独立行政法人水産大学校 水産流通経営学科 助教 |
H28.4 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校 水産流通経営学科 助教 |
H28.10 | チェコ共和国シレジア大学客員研究員 |
研究活動
形式手法による遺伝子ネットワーク振る舞い解析
遺伝子ネットワークは遺伝子間の活性・抑制関係を表したネットワークである。従来的なアプローチでは微分方程式によるモデル化と数値シミュレーションによる解析を行うが、生体内パラメータが不明なことが多く、適用可能性に限界がある。 本研究では、遺伝子ネットワークをリアクティブシステム(環境と相互作用しながら適切に応答するシステム)とみなし、その振る舞いを定性的に線形時相論理により記述し、特定の遺伝子が定常的に発現しうるか、振動するか、などの性質やある機能が生物学的恒常性を持つか、といったことを解析する手法について研究している。
遺伝子ネットワークの例
線形時相論理による振る舞い記述
プロセスマイニングによるビジネスプロセス発見と検証
プロセスマイニングは、ビジネスプロセスの(SAPなどのERPから得られる)実行記録(イベントログ)から、ビジネスプロセスのワークフローや人員間の関係性など、プロセス改善に役立つ情報をデータ科学的手法で発見する手法である。 本研究では、ビジネスプロセスからイベントログをどのように抽出するか、またビジネスプロセスの形式モデル(数学的に実行可能なモデルのこと)をどのように発見するか、またビジネスプロセスが望ましい性質を満たすことをどのように検証するか、といった課題に取り組んでいる。
教育活動
担当授業
情報データ科学部:初年次セミナー、コンパイラ、オートマトンと言語理論、オペレーティングシステムⅠ・Ⅱ、プログラミング演習Ⅳ、卒業研究
工学研究科:並列分散処理工学特論