長崎大学 情報データ科学部

入学希望の皆様

学生による講義紹介Lecture Introduction

科目名
ソフトウェア工学
講義分類
DSコース選択・ISコース必修
履修学年
3年生
第1クオーター
担当教員
講義の目的
 ソフトウェア開発に必要な工程と、各工程でのソフトウェアに対する考え方を学びます。
講義の内容
 今までに行ってきたプログラミング演習は、一人でコンピュータへの命令を書き、そのプログラム(=コンピュータへの命令を適切に並べたもの)が正しく動作するかどうかを確認していました。特に社会に出てから行うソフトウェアの開発では、複数人で同じプログラムを参照しながら開発をすることを学びました。複数人が同じプログラムを参照するということは、私が書いたコンピュータへの命令が他の人にとってわかりやすいものでなくてはならないことを学びました。また、ほかの人にとってわかりやすいプログラムの書き方の一つにオブジェクト指向プログラミングという概念があることを学びました。例えば、勇者と魔法使いの二人のキャラクターがいるゲームの開発を考えてみます。他の人に私が書いたプログラムを見てもらったときに、魔法使いしか使うことができない技だと思ってもらうには、この技は魔法使いが持っている、という書き方をする必要があります。
講義を受けてみての感想
 この講義で印象に残っているのは、講義の形態がほかの専門科目と大きく異なっていることでした。小林先生が受講生に様々な質問による会話を通して、ソフトウェア設計にかかわる概念とその必要性を学ぶことができました。受講生が質問への回答に困っているときにもわかりやすい質問やたとえ話を用意してくださっているので、自分の意見を持つことに自信をつけることができるようになると思います。
 この講義は復習もしやすい体制が整えられていると感じます。講義は前回の講義に関する質問への回答から始まるので前回の内容を思い出すことができるうえ、ほかの受講生が受講をして考えたことを聞くことができるのでとても有意義な時間だと思いました。また、各講義の専門用語の解説や考え方をまとめたビデオは授業資料に提示されるので、いつでも復習をすることができ、とても助かりました。
 それと、小林先生の大学時代のお話がとても面白かったです。エマージェンシーボタンのお話は何度聞いても面白いので、長崎大学のオープンキャンパスで小林先生から直接聞いてみてほしいです。
教科書・教材・参考書
なし

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