長崎大学 情報データ科学部

入学希望の皆様

学生による講義紹介Lecture Introduction

科目名
情報工学実験Ⅲ
講義分類
DSコース選択・ISコース必修
履修学年
3年生
第1・2クオーター
講義の目的
 映像・音声・三次元データに関する基礎技術を体験し、ほかの専門講義の内容の理解を深めます。
講義の内容
 ロボット掃除機ルンバが物体との距離を認識することができるのは、ルンバに物を立体的にみる仕組みがあるからだということを学びました。立体的にものを見る仕組みはいろいろあり、ルンバと人で物を立体的にみる仕組みが違うことも学びました。この実験では、立体的にものを見る技術の中で、人の目が物を立体的にみる仕組みについて学びました。例えば、親指を立てて目線の位置に親指を持っていきます。そして、一方の目を閉じて、他方の目を開くことを交互に繰り返しながら親指を見ると、親指の位置がずれることを実感することができると思います。また、遠くの建物を交互に片目で見ると、建物の位置のずれが親指で見たずれ方よりも小さくなることも観察することができると思います。このように、ある対象物のずれ方が大きいものが近くにあり、ある対象物のずれ方が小さいものが遠くにあることを利用して立体的にものを見る仕組みができていることを学びました。
講義を受けてみての感想
 情報工学実験Ⅲでは上で紹介した内容のほかにも、音声処理やUnityでの物理エンジンなど様々な内容を取り扱っているので、友達とどんなことをやっているのかを話している時間がとても楽しかったです。実験自体は正直とても大変でしたが、TA(Teaching Assistant:大学院生)の方に相談できる環境が整えられていたので、実験レポートを書くことができました。
 世の中で利用されている物体認識センサーの背景には、画像という情報を解釈するためにコンピュータでデータに変換されていることや、物体を認識する手法があることを意識するようになったので、大学に入学したころに比べて成長を感じることができました。
教科書・教材・参考書
なし
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