長崎大学 情報データ科学部

入学希望の皆様

学生による講義紹介Lecture Introduction

科目名
パターン認識と機械学習演習
講義分類
DSコース必修・ISコース選択
履修学年
3年生
後期
担当教員
講義の目的
 コンピュータに学習させる仕組みや性能、利用価値を理解する。
講義の内容
 この講義ではコンピュータが対象のものを正確に認識できるように、どのようなプログラムを組めばいいのか実践的に学びました。コードは一年次に習うプログラミング言語Pythonを使用しました(図1)。はじめに開発環境を整えたらすぐに演習に入りました。演習ではコードとデータセットがすでに用意されており、設定や値を変えながら実行結果がどのように変わるのか観察しました。図2のように2値データを識別するプログラムを実行したり、実行結果(図2)から何がわかるのか、特定の設定がどのような効果をもたらしたのかなど考察を行いました。講義はコードを書くよりも考察することがメインで、パターン認識と機械学習に関して理解を深めることが重要視されていました。
講義内容1
図1:使用コード例
講義内容2
図2:値データの分割
講義内容2
図3:肌の色の分析
講義を受けてみての感想
 コードはPythonで書かれていて、だいたいの構文を理解することができたので良かったです。私が印象に残っているのは、画像から肌領域を検出する方法です。画像に含まれている色データから肌の色に近いデータのみが残るようにコードを書きました。図3は肌の色だけをプロットしたものです。何回も微調整をしたのでとても印象に残っています。頑張った分だけ出力された画像が良くなっていったので達成感がありました。
教科書・教材・参考書
[1] Documentation of scikit-learn (https://scikit-learn.org/stable/documentation.html).後藤 正幸,小林 学, S.J.D.Prince: Computer Vision: Models, Learning, and Inference, Cambridge University Press, 2012.
[2]G.James, et.al: An Introduction to Statistical Learning – with Applications in R, Springer, 2013.
[3] T.Hastie他著,杉山将他監訳,「統計的学習の基礎―データマイニング・推論・予測―」,共立出 版,2014.
[4]Bishop著,元田他監訳,「パターン認識と機械学習」,丸善出版,2007(上巻)・2008(下巻).
[5]「入門 パターン認識と機械学習」,コロナ社,2014.

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