学生による講義紹介
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講義の目的
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0,1の入力に対して0,1の出力を出すデジタル回路の設計をハードウェア記述言語という言語を用いて設計することです。
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講義の内容
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二年生の3クオーターで履修した情報工学実験Ⅰでは、デジタル回路の設計を技術職員さんが開発してくださったソフトを用いて行っていました。特定の機能を実現するには、いろいろな種類のデジタル回路がたくさん必要となることがわかり、また、機能が実現していなかったときに設計ミスの箇所を特定するのに時間がかかっていました。このように、デジタル回路を作るのには多くのコストがかかり、設計ミスがあると開発をするのに時間が余計にかかるので、コンピュータでデジタル回路の機能を実装して、設計ミスの有無を調べるツールを利用してデジタル回路の設計をすることに取り組みました。テニスのスコアをカウントして表示するシステムを作る時には、得点がどのように変わるのかを図にしてからデジタル回路を設計していくことを学びました。
今後、社会人になってから携わろうと考えているシステム開発でも、システムの状態の変わり方の図を作ってから開発を進められるように、状態の変わり方の図を書くことに慣れていきたいと思います。
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講義を受けてみての感想
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情報工学実験Ⅰで時間をかけて設計したデジタル回路が、シミュレーションをするためのプログラミング言語を用いると、簡単に実装とシミュレーションを行うことができたことに感動しました。
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教科書・教材・参考書
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ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ第2版、ディビッド・マネー・ハリス、サラ・L・ハリス