長崎大学 情報データ科学部

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2024年04月17日
宮本研究室の小島天翔さんの発表が2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション 野球部門で入賞しました
 令和6年1月7日、中央大学後楽園キャンパスで開催された日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会・情報・システム研究機構統計数理研究所主催、2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション・野球部門において、本学部4年生 小島天翔さん(宮本研究室)の発表が入賞しました。今年度の野球部門には28チームがエントリーしており、その中から入賞以上に選ばれた6チームの1つです。

 

■発表題目:
野球における「流れ」の研究

 

■発表内容の概要:
ある試合のイニング・点差・走者・アウトカウントに関して平均的にどれぐらいの勝率が見られるかを測る数値である勝利確率(勝利期待値)を元に、各選手がどれだけ勝利確率を増やせたかを表す指標「WPA」を参考に、野球の試合における「流れ」について研究を行った。プロ野球の試合では、「このプレイでチームに『流れ』ができた」「先頭打者の四球のせいで『流れ』が悪くなった」など、試合の多くの場面で「流れ」という言葉が使われる。現代において、「流れ」とは、野球だけでなく多くの競技で用いられるスポーツ用語であり、意味合いとしては、試合の「形勢」や「展開」という言葉が近いのではないかと考えられるが、状況によって様々な意味で用いられており、明確に定義するのは難しい。本研究では、スポーツ用語として、多くの場面で用いられる「流れ」に着目し、プロ野球のデータを活用することで、野球の試合における「流れ」を定義し、実際の試合に当てはめて「流れ」を可視化した。

 

■口頭発表する小島天翔さん

 

■左から宮本教授、宮本研究室の奥村優樹さんと小島天翔さん

 

■参考記事
スポーツデータサイエンスコンペティション(https://sports.ywebsys.net/

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