本学部（学部長　柴田裕一郎）と経済学部（学部長　宍倉学）は、令和6年4月1日付で、株式会社シーエーシー（本社東京都中央区　代表取締役社長西森良太氏）と、産学連携協定を締結しました。

　株式会社シーエーシーとのこれまでの連携は、主に２年生対象の実社会解決プロジェクトにおいて同社が持つ表情分析技術やAIなどを活用した表情分析や教育動画の開発などにおいてPBL型講義を共同実施してきました。

　また経済学部は、経営情報論の講義における講演やPBL（Problem Based Learning）に基づく実践型のゼミでの学生報告に対する助言指導などで、同社から多大な協力を得てまいりました。

　これらの連携活動を基盤とし、学生の課題発見とその解決のためのデータ収集・分析力等を向上させるために、これまでの取組をさらに推進させることが必要と考え、それぞれの学部ごとに協定を締結しました。

　本学が位置する長崎市は、人口減少対策など喫緊の課題に直面しています。この状況下、各学部単位の産学連携が長崎市にとって有意義なものとするため、本学部と経済学部では、共修授業を通じた経済・経営の知識と高度なデータ分析技術の教育を検討しています。加えて、この共修授業を実りあるものとするために、両学部による地域活性化の共同研究を進める必要がありますが、そのためには、同社が持つICT技術やそれを活用する知見が不可欠です。この連携協定は、そのための第一歩であると考えています。