長崎大学 情報データ科学部

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2022年06月14日
【学内限定】情報データ科学部・病院臨床研究センター共催 特別講演会
 情報データ科学部と病院臨床研究センターでは、ハーバード大学のDr. Koichiro Shibaをお招きし、下記のとおり特別講演会を開催することとなりましたのでご案内します。聴講を希望される方は、下記「参加・申込み方法」よりお早目にお申し込みください。

 

■日時:7月20日(水)10:00~12:00
■場所:文教キャンパス(詳細は参加申し込み後の配信メールでお知らせします)
※注:オンライン配信は行いません
■対象:学内教職員、学生
■タイムテーブル:
10:00~10:30 開場、受付
10:30~     開会あいさつ
          ~11:30 基調講演「データサイエンス時代を生き抜くエビデンスの批判的吟味入門」
【概要】

 医療や教育などでエビデンス(科学的根拠)に基づいてプラクティスを進める動きがある。これらエビデンスの多くはデータ分析の結果を踏まえたものであり、企業経営においても、どのようなアクションが良いのかについてデータを活かした意思決定の重要性が増してきている。しかし、個々のエビデンスは様々な仮定や条件のうえで成立するものであり、これらの前提を吟味することなく無批判にデータ分析の結果を受け入れると危険である。特に大量のデータが利用可能なビッグデータ時代こそ、注意深く質の高い分析を行えるようになるだけでなく、情報の消費者としてエビデンスのクオリティを自分の頭で考え取捨選択するスキルが必要になる。しかし、データサイエンス教育は「どのようにデータを分析すべきか」というハウツーに焦点をあてがちである。
 本講演では、意思決定のためのエビデンス作りにおけるデータ分析の方法だけでなく データ自体の質や分析結果の解釈を批判的に吟味できるようになるための考え方をご紹介する。
11:30~12:00 パネルディスカッション
Dr. Koichiro Shiba Harvard T.H. Chan School of Public Health
情報データ科学部 植木優夫、松本拡高、高橋将宜
病院 田代将人 佐藤俊太朗

 

■講演者紹介 Dr. Koichiro Shiba
略歴:
2020年にハーバード大学大学院よりPopulation Health Sciencesの分野で博士号を取得、専門は疫学における統計的因果推論
博士号取得後、Harvard T.H. Chan School of Public Healthにて Research Fellowを務める
2022年 8月より,ボストン大学 Assistant Professorに着任予定
主要論文1
Shiba & Kawahara. (2021). Using propensity scores for causal inference: Pitfalls and tips, Journal of Epidemiology 31 (8), 457-463.
主要論文2
Shiba et al. (2021). Causal inference in studying the long-term health effects of disasters: Challenges and potential solutions, American Journal of Epidemiology 190 (9), 1867-1881.
その他
Impact Factor付き論文 30編(うち筆頭 17編).

 

■参加・申込み方法
本イベントは終了しました。多数の申し込み、ご参加ありがとうございました。

 

■特別講演会の様子はこちら

 

■お問合せ先
情報データ科学部 高橋将宜<m-takahashinagasaki-u.ac.jp>
病院臨床研究センター 佐藤俊太朗<shuntarosatonagasaki-u.ac.jp>

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