長崎大学 情報データ科学部

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2020年06月05日
長崎トヨペット株式会社との共同研究「長崎交通圏における交通環境の最適化」について

情報データ科学部と企業との共同研究実施について、本日11時頃、報道機関向けにプレスリリースを行いました。
本共同研究で収集される貴重なデータは、本研究の目的達成のほか、関連研究への応用や、個人情報を除いたデータを授業等に活用することにより、より実践的な教育に活かしたいと考えています。
なお、利用者は本学教職員・学生に限定され、トヨタカーシェアの仕組みを利用した運用となるため所定の利用料金が必要ですが、目的や行先を問わず、また15分単位で利用いただけますので、「ちょっとそこまで」という機会に積極的に使っていただきたいと思います。

(以下、プレスリリースの内容です)
情報データ科学部と長崎トヨペット株式会社は、「長崎交通圏における交通環境の最適化」の共同研究を6月11日(木)よりスタートすることとなりました。
本共同研究は、長崎市及び近郊における交通環境データを、長崎トヨペット株式会社より提供されるシェアリングカーで稼働・運行記録等を収集し、得られた各種データを分析することにより、エリア交通の安全・利便性向上に活用するほか、若者の「移動手段としてのクルマ」や「シェアライフ」に対する意識考察に加え、長崎地区におけるスマートシティ化、モビリティ環境の構築に向けた提言などに活かすことを目的としています。
データ収集を行う車両2台を本学文教キャンパス内に設置し、教職員及び学生に利用してもらうことで必要なデータを収集し、情報データ科学部の強みを生かして分析・研究を行うとともに、様々な分野への利活用について検討を行います。
(注:学内教職員に限定した運用となるため、学外者の利用はできません。)
なお、本研究は本学のほか、長崎県立大学シーボルト校及び長崎総合科学大学においても同様の共同研究が実施されます。各大学に設置した車両から収集したデータを持ち寄り、3大学が協働することにより、より精度の高い分析・研究が行えるものと考えています。
また、大学とトヨタ販売店との共同によるシェアカー運用は群馬県と北海道で先行事例がありますが、今回のように、地域の複数大学による共同研究の実施は全国初であり、また、在学生にもこれらの研究に参画させることで、将来を担う人財の育成にも大きく寄与するものと考えています。

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