画像処理 | 長崎大学 情報データ科学部

学生による講義紹介

科目名
画像処理
講義分類
両コース選択
履修学年
3年生 第1・2クオーター
担当教員
講義の目的

ディジタル画像の生成、ディジタル画像処理の基礎と応用が理解できるようにします。

講義の内容

はじめに、カメラの構造と画像処理の基礎について学びます。画像がどのような要因で変化するのか、イメージから抽出したいところをどのように抽出できるか、イメージをどのように拡大・縮小・回転といった加工ができるのかなどについて詳しく学びます。画素の誤差や変化量などを計算するときに、1年次の講義「微分・積分学」で習った知識を利用していたのが印象的でした。また、課題としてブラウザ上でコードが書いて実行できる Google Colaboratory を利用して、講義で教わったことを自分で手を動かしながら身につける演習をします。例えば、カラー画像をモノクロ写真(白黒写真)に変える処理を自分で実装してみることで、画像の変化を自分の目で確認できました(図1)。人間の知識を利用した情報処理システムの基礎となる、人工知能(AI)の研究・開発の流れについて把握し、人工知能の中心課題の一つである問題解決における基礎的な探索手法や考え方、及びプロダクションシステムへの展開について学習する。

図:カラー画像をモノクロ画像に変えた処理
講義を受けてみての感想

思ったより教わる内容が多くて大変な講義でした。しかし、画像処理を自分の手で実装してみることで、画像がどのように変化するのかを自分の目で確認できることが印象的な講義だと思います。

教科書・教材・参考書

画像工学(堀越・他著、オーム社)