この講義では、機械を動かすためにコンピュータが指示している内容を細かく学んでいきます。私たちはボタンを押すだけでテレビをつけることができます。しかし、一つの動作を行うだけでもコンピュータ内では複雑な手続きが行われています。私たちが簡単に機械を使えるのは、コンピュータ内でどういう場合にどうするかを取り決めているからです。ボタンを押したらどの動作を実行するか、予測しない事態が起こったときは何を優先させるのか、動作が一定時間経過したらどうするのか、機械はどんな事態にも対応できるように一つ一つ細かく手続きを決められています。この授業では、それらの指示を実際に見て、詳しく理解することができます。私は機械を単純な動作でしか理解していなかったので、いざプログラムを書くとなると直観的に考えられなくて苦労しました(-_-;)。この授業では機械に指示を出すときに有用なプログラミング言語 (C言語) を実践的に学びますが、1・2年生のときC言語 (図1) の授業をとっていなくても、この講義内で説明してもらえるので安心してください。